東京都とau損害保険(au損保)が
ヘルメットの着用促進などの
取り組みを展開することとなり、
7月29日に東京都庁第二本庁舎で
協定締結式を開催した。
東京都が自転車の安全利用に関して、保険会社と協定を締結するのは初めてとなる。
保険料の一部をヘルメット購入などに活用
今回の協定は、au損保の自転車保険(バイクル、バイクルベスト、サイクルパートナー)に加入している都民が支払った保険料の一部を、東京都に提供し、ヘルメット購入などの安全利用の推進に役立てるというもの。
今後、実現に向けて取り組みを進め、どのようなヘルメットを購入するかといった収益の使途は、東京都が判断するという。(cyclist)
亀田社長は今回の取り組みを通して
「自転車が安全で適正に利用される
東京都の実現」を目指して
連携していくと語った。
また「自転車に乗っている
全ての人が、ヘルメットをかぶり、
保険に入っているのが理想の姿」
と述べ、スポーツ自転車の
愛好者以外にも、幅広い層の
転車利用者に加入して
もらいたいという考えを示した。
東京都だけでなく、自転車事故は全国問題
東京都は自転車事故で
全国平均より高い数値だ。
以前の記事でも触れたことがあるが、
(自転車保険の加入を義務化。兵庫県が初めて)
一億を超える賠償責任が発生している。
自分は大丈夫と思っても
車やバイクと同じ車両であり、
事故は突然に訪れてしまう。
義務化でも罰則はない。
罰則なしで義務化することに
疑問を感じる人もいると思うが、
これには理由がある。
自動車の自賠責保険とは異なり、
自転車保険にはさまざまな
種類があるために管理が困難で、
簡単に加入の有無を確認できない。
自転車利用の多い欧州でも
全ての車道に自転車の
走行レーンはない。
狭い車道で走行空間が
用意されていなくとも
自転車は車道を走る。
欧米では、いかに車道で
安全に自転車を通行
させることができるか
対策を講じている。
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